宮古島まもる君たちが来店者に交通安全を呼びかけた =9月30日、あたらす市場

交通安全の輪を広げる 宮古島署・地区安全協 まもる君と呼び掛け

 宮古島警察署や地区交通安全協会、社会福祉団体「39ループ(ルアナレンタカー・下出司社長)」のメンバーらは9月30日、JAおきなわファーマーズマーケットみやこ「あたらす市場」で交通安全広報活動を行い、「宮古島まもる君」のオリジナルステッカーや啓発チラシを配布した。午前はまもる君周辺の清掃と募金活動に取り組み、寄せられた善意は経費を差し引かず全額を交通安全協会に寄贈。秋の全国交通安全運動の最終日を締めくくる啓発行動として、市民や観光客に安全運転を広く呼び掛けた。
 同団体は、感謝の気持ちを循環させることを理念に設立された起業家グループで、チャリティーや社会福祉活動を通して「ありがとうの輪」を広げている。今回の活動では、島内外から訪れた人々に交通事故防止を訴えるとともに、宮古島の交通事故の特徴を紹介し、安全運転の意識づけを促した。
 チラシを配布した同署の笠原啓司交通課長は「出会い頭の事故が多く、慣れた道でも一時停止や徐行を徹底してほしい。飲酒運転は絶対にしないこと」と強調。下出社長も「清掃やチラシ配布に多くの方が協力的で募金もいただいた。一人ひとりが安全運転を意識することで事故防止につながる」と呼び掛けた。

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