
多くの親子が参加し、税金の見える化を体験した
=地下ダム資料館
税を知るバスツアー 親子で体験、税の学び 地下ダム資料館など巡る
宮古島市政施行20周年記念事業の一環として、市納税課は13日に「宮古島市の税金は何に使われているの?」をテーマにした親子バスツアーを実施した。午前と午後の2部構成で行われ、子と保護者の計48人が参加。地下ダム資料館と宮古島クリーンセンターを巡り、税金の役割や公共施設の維持管理について、親子で体験的に学んだツアーは参加者からも好評を得た。
午前の部には大人7人、子ども11人が参加。最初に訪れた地下ダム資料館では、職員の藤田滋さんが所得税や消費税など国税の種類、地下ダムの調査や施設運営・保全に充てられる税金の活用状況を解説し、「納税は社会を支える重要な役目。税がなければ成り立たない」と強調した。
参加者はDVD上映や地下ダム事業模型で仕組みや地形を学び、石灰岩や泥岩を手に取って感触を確かめた後、屋外の地下ダム施設を見学。「なぜ宮古島が特別な島なのか」を実地で学んだ。
南小3年の佐久田倖大さんは「税金について勉強したことはなかったけど、興味が持てた。大人になったらしっかり納税したい」と元気に話した。
クリーンセンターの訪問では、ごみ処理の仕組みと税金との関わりについて学習し、市民生活を支える公共施設の維持管理に税金がどのように使われているかを知る機会となった。午後の部でも同様の行程で見学が行われ、参加者は施設職員の説明に熱心に耳を傾けた。
市納税課では「税金が身近な生活に直結していることを、親子で体験的に理解し興味を持ってほしい」としており、参加者からは「子どもにもわかりやすかった」と好評だった。