琉球舞踊などが披露されたチャリティショー =マティダ市民劇場

華やかな舞、観客魅了 更生保護女性会 チャリティーショー

 宮古更生保護女性会(上里啓美会長)の「青少年に母の愛を~第39回チャリティーショー」が12日、マティダ市民劇場で行われた。更生保護女性会や舞踊研究所など関係団体が華やかな舞を披露し、詰めかけた大勢の観客を楽しませた。
 同チャリティーショーは更生保護活動を支援するためのイベント。犯罪や非行をした人の立ち直りをサポートする活動を資金面で支えることを目的としており、那覇保護観察所、宮古保護区保護司会、宮古保護区協力雇用主会などが後援した。
 上里会長はあいさつで、人を思いやる心、寄り添う心を大切に非行のない明るい地域社会に向けて子どもたちの登校時のあいさつ運動、下校時のパトロールなどや子育て支援、罪を犯した人々の更生支援の活動を行っていることを紹介し、「子どもたちの健やかな成長を応援し、関係機関と連携しながら明るい社会作りのために活動していきたい」と述べた。
 嘉数登市長(代読)もあいさつし、宮古更生保護女性会の活動に期待を込めた。
 舞台は久田流家元久田多嘉子舞踊研究所の「とうがにあやぐ」で始まり、茜屋出雲流出雲松咲会教室が「橋」、伊良部更生保護女性会が「大志(こころざし)」、花柳日舞教室が「おしろい花」、大正琴サークル花蜂の会が「旅愁」を披露した。
 踊りの合間には、第74回社会を明るくする運動作文コンテストの小学生の部優良賞(審査員特別賞)の砂川蓮さん(東小3年)が「へいわなくらし」、中学生の部最優秀賞(県知事賞)の福里華蓮さん(城東中3年)が「明るい社会のために」を朗読した。

関連記事一覧