
地域の担い手育成 農業士会25年度総会 地産地消の推進も 新会長に喜屋武さん選出
宮古地区農業士会(友利博明会長)の2025年度定期総会が15日、宮古農村青少年教育センターで行われた。24年度活動実績および決算、25年度活動計画および予算など3議案について審議し原案通り承認した。役員改選では新会長に喜屋武隆さんを選出した。同農業士会では青年・指導・女性農業士の会員で構成しており、新規就農サポート講座や就農ステップアップ講座などで講師を務める。25年度の活動は▽新規就農者への助言・指導▽組織の活性化▽地産地消の推進―などに取り組む。
総会は友利会長のあいさつで始まり、参加者全員で「地域の担い手を育てる」ための25年度活動目標の新規就農者への助言・指導、農村青少年への助言・指導、相互のネットワークの充実、組織活性化、地産地消を読み上げて活動へ意欲を見せた。
24年度活動は資質向上研修「地産地消講習」、新規就農サポート講座、県農業士等認定式・リーダー研修会、宮古島市サポートチーム巡回などを報告。就農ステップアップ講座ではオクラ、マンゴー、かぼちゃ、ゴーヤー、とうがん、さやいんげんの講座で講師を務めた。
25年度は資質向上研修会(有機資質材)、新規就農サポート講座、就農ステップアップ講座における現地指導、県農業大学校先進農家派遣実習受け入れ、情報交換会などを予定している。
議案のほか会員の要件に関する申し合わせ事項の改正概要の説明も行われた。
激励のあいさつでは、宮古島市の砂川丈晴農政課長が「(25年度は)新規就農サポート講座などが計画されており、活発な活動が展開されるものと期待している。行政としても引き続き会員の協力を頂きながら新規就農者の確保、育成を進めるとともに地域の農業振興に努めていきたい」と述べた。宮古農林水産振興センターの金城靖所長も会員らを激励した。
新役員は次の通り。
会長=喜屋武隆▽副会長=上地宏明、可部裕文▽会計=友利博明▽理事=長濱和彦、下地堅士朗、垣花ゆかり、荷川取広明、宮平浩幸、長尾浩司、川平泰士、砂川勝彦、砂川裕喜、中西卓哉、根間祐樹、上地美香、下地隆洋▽監査=平良享子、重田康行(敬称略)