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自立と社会参加促進へ 花や野菜、手工芸品を販売 障がい者支援の祭典
(一財)県セルプセンター主催で障がい者の自立と社会参加の促進を目的としたりゅうぎんプレゼンツ第9回「ナイスハートバザールイン宮古島」が15日、市内スーパー駐車場で開かれた。市内の障がい者就労事業所等で栽培、製造、加工した花や野菜、小物など商品が展示即売された。各事業所の利用者らは積極的に笑顔で自慢の商品をアピール。会場を訪れた人たちは品定めしながら気にいった商品を買い求めていた。
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午前11時からのオープニングセレモニーが始まり、同センターの喜瀬一史事務局長は「今年も開催できてうれしい」と述べ、10周年を迎える来年の開催にあたり、「JTAドーム宮古島などの大きな場所で式典を計画している」と前向きな考えを明かした。
特別協賛で支援している琉球銀行の岸本順子宮古支店副支店長、会場を提供している後援のイオン琉球からマックスバリュ宮古南店の亀谷善勇店長がそれぞれあいさつした。
イベントでは、手工芸品やシフォンケーキなどのお菓子が並び、個性あふれる作品を求めたくさんの人が足を運んだ。中でも就労継続支援B型青潮園では、AOIファームと提携し、焼き芋やブリュレなどをキッチンカーで販売。雨天ということもあり、温かい焼き芋を買い求める人で盛況した。
そのほか、ステージでは手話ソングなども披露。ちびっこらんどから30人、いけむら保育園から25人の子どもたちによるステージも行われ、イベントに華を添えた。
同事業は働きたいと願う利用者の工賃アップと事業振興を図るため、就労支援事業所などの製品を対象に展示販売を行う事業として全国各地で開催されている。
出店していたのは▽NPO法人マーズくこりもや▽NPO法人すこやかネットわかば自立センター▽就労継続支援B型青潮園▽オハナ宮古▽ステップ▽ハーブベラ畑▽ハートフルふきあげみやこ事業所―の7事業所。