開催日、場所が決定し予算案などを話し合った宮古の産業まつり実行委員会 =宮古島商工会議所会議室

12月2、3日に決まる 産業まつり 市役所1階と駐車場で

 第46回宮古の産業まつり実行委員会(委員長=根路銘康文宮古島商工会議所会頭)が5日、同商工会議所で行われ、同まつりの開催日および会場が決定した。日時は12月2、3日で時間は午前10時から午後5時。会場は当初の予定地JTAドーム宮古島から変更し、市役所駐車場および1階ロビーで行われる。テーマは「島の魅力がいっぱい わくわく どきどき!」で、初開催される「宮古島市肉まつり」と同時開催される。
 会場はパネル展示、特産品販売テナントといった屋内展示会場を駐車場、飲食関係テナントを1階ロビーに設置し、熊本県山鹿市など市の姉妹・友好都市交流の特産品販売ブースも設る。
 あいさつで根路銘委員長は「肉まつりと同時開催で宮古の産業、製造産物を市民や観光客の皆さんに味わっていただければと思う」と述べ、「第1回目となる今回、しっかりと審議していきたい」と委員らに呼び掛けた。座喜味一幸市長を含む肉まつり実行委員会など市関係者らも出席した。
 実行委から肉まつりと同時開催となることで会場設営準備や出店ブース、訪れる人たちの駐車場などの課題を心配する声が上がった。
 設営準備については「ドームでは足元にパネルを並べ、テントなどの準備にそれなりに時間を要した。今回はソーラーパネル下での出店となり、開催前日となる金曜日の午後5時以降で可能と想定した」、駐車場については「来場者は1日あたり1万人を想定。普段利用する駐車場と庁舎裏の職員用駐車場を開放し警備員を配置。計570台の駐車スペースを確保している。これまでより若干多い考えだ」と答えた。
 雨天時のソーラーパネル下の雨漏りや人手不足などの懸念点だけでなく、肉まつりとのコラボ企画など前向きな議論も交わされ、根路銘委員長は「市役所での開催は初めてだが、懸念される事態にも柔軟に対応する。残り2カ月の間に話し合いを重ね、良い祭りにしたい」と話した。
 開催方針は宮古圏域の景気維持、拡大を図るため、特性を生かした新たな産業に取り組む企業などを紹介し、伝統工芸、地場産業の育成、振興を目指した企画展示で圏域の新たな魅力を創出するとしている。
 予算額については、前回よりも20万6000円増え210万円。県の負担金は前回並の89万4000円となっている。

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