平一Aが優勝果たす 21チーム10区間競う 全宮古小学駅伝大会
第43回全宮古小学校駅伝競走大会(宮古地区小学校体育連盟主催)が25日、市陸上競技場発着のコースで行われた。21チームの代表選手が10区間で競った結果、平一Aが52分11秒で優勝を果たした。準優勝は久松A、3位は南A。時折り雨が降る中のレースは、各校の選手たちが練習してきた成果を発揮しタスキをつないだ。コース沿いでは保護者らが声援を送り、選手たちの頑張りを後押した。
開会式で主催者の砂川義治会長が「駅伝は選手がチーム一丸となって1本のタスキをつないで走る。各選手は自分の走りだけでなくチーム全体の目標達成に向けて協力することで仲間との信頼関係が深まる。皆さんは大会に向けチームで目標を掲げ、思いを一つに練習に取り組んできたことだと思う。練習してきた自分を信じ持てる力を発揮してほしい」と激励した。
選手を代表し上野小の新里琉世さん(6年)と渡真利心愛さん(6年)が宣誓を行った。
チームは4年、5年、6年の男女で編成。男子は1・6㌔、女子は1・2㌔を走り、10区間で男女が交互にタスキをつないだ。
レースは1区西辺がトップに立ち、平一A、南A、上野A、久松Aが続いた。接戦から平一Aが2区でトップになりレースをリード。そのままトップで走り、9区で追い上げた久松Aが並んだが最終10区のトラック勝負で勝ち、トップでゴールした。
平一Aの赤嶺大樹監督は「子どもたちが練習の成果を発揮したのでいい結果になった。(1~10区の)選手や一緒に練習してきた補員のみんなの思いがタスキでつながれた」と話した。久松Aとのトラック勝負となり、アンカーを走った長濱龍選手には「勝ち負けというよりも全力を尽くしてくれるのではないかとの思いがあったので本人を誉めてあげたい」と語った。
キャプテンの石川由愛さん(6年)は「約3カ月間の練習を支えてくれた先生や保護者、同級生に優勝の報告ができるのがうれしい」と笑顔を見せた。
結果は次の通り。
【団体】優勝=平一A52分11秒▽準優勝=久松A52分12秒▽3位=南A53分02秒▽4位=東A54分58秒▽5位=上野A55分14秒▽6位=西城55分36秒▽7位=西辺55分40秒▽8位=鏡原56分23秒
【区間賞】1区=赤嶺理愛(西辺)4分14秒▽2区=閏間瑛斗(久松A)5分32秒▽3区=稲垣千花(平一A)4分27秒▽4区=川満光輝(池間・狩俣・福嶺連合)5分38秒▽5区=與那原羽未(平一A)4分28秒▽6区=髙良一咲(南A)5分54秒▽7区=下地咲和(平一A)4分40秒▽8区=小禄琥太郎(南A)6分05秒▽9区=大渕芽依(久松A)4分17秒▽10区=長濱龍(平一A)5分44秒