• HOME
  • 記事
  • 教育
  • 早寝早起きに運動をプラス 早稲田大研究所が宮古キャラバン はなぞの保育園など 講話と体操教室を実施
親子ふれあい体操の様子 =24日、はなぞの保育園

早寝早起きに運動をプラス 早稲田大研究所が宮古キャラバン はなぞの保育園など 講話と体操教室を実施

 早稲田大学人間学科学術院前橋明研究所の宮古キャラバンが24日、花園学園はなぞのこどもえん(新城久恵園長)などで開催された。前橋教授と国際幼児健康デザイン研究所指導主任の菊池貴志氏による、子どもの生活リズム向上を目的とした講話と親子ふれあい体操教室が行われ、講話は園児の保護者や職員を対象に、同体操は園児も交えて行われた。同日、両氏はてぃだの子保育園などでも同様の演題で勉強会が行われた。

前橋教授による講話=24日、てぃだの子保育園


 両氏は子ども本来の生活リズムを守るための生活習慣の身につけ方や、その崩れによる影響を知ることで、家族で規則正しい生活リズムを築くきっかけづくりを目的に市内の保育施設などで実施。職員らが保育の現場で必要とされている知識を身につけ、さらに上のスキルを身につけられることも狙いとのこと。
 前橋教授は朝日を浴びたり運動することの重要性を強調し、「日本では生活リズム向上戦略として早寝、早起き、朝ごはんが訴えられてきたが、運動をさせる要素が含まれていないため、生活習慣の向上、改善にはつながりにくい」と指摘。幼児期から児童期の子どもの生活リズムを整えることが、活発な活動や安定した生活習慣につながること、生活リズムの乱れが不登校や夜間外出の増加などに影響を及ぼすことなどが説明された。
 上海体育大学の大学院博士課程で学ぶ菊池氏による親子ふれあい体操教室では、2歳から5歳の園児を交え、筋力や空間認知能力などを刺激する運動が行われ、親子の絆を深めるとともに、体力や運動能力の向上につながることが伝えられた。
 新城園長は、この活動を通じて保護者や園児に良い変化が見られるとし、「保育を通して子どもたちに生活リズムを整えることの重要性を伝え、一緒に実践していきたい」と話した。
 てぃだの子保育園のキャラバンでは親子ふれあい体操を菊池氏とともに特定非常利活動法人TSKスポーツコミュニティーの山本信吾さんが指導。2人、3人とペアを組み、最後にはクラス全員などと人数を増やし、子どもたちは友だちと声をかけ合い息を合わせた体操をする様子が見られた。
 菊池氏は「コロナ禍で人との関わりを制限されて育った子どもたちは、必然的に人間関係が苦手な子が多い傾向だ」と述べ、人と関わる上での手加減や力加減を幼児期のうちに育むことが大切だと語った。
 講話で前橋教授は現代と1980年代の遊びを比較し、「人間らしさを育むには前頭連合野(大脳の前頭葉にあり、認知や情動、社会性などさまざまな機能に関与)を育てる必要がある」と語られ、理性感情をコントロールしながら人と関わることで人間らしさへとつながることが強調された。

関連記事一覧