嘉数氏支持を表明 「市未来を創る」期待 下地県議、市議6人 来年1月市長選
来年1月12日告示、19日投開票の宮古島市長選挙へ向けて22日、県議の下地康教氏が平良西里の事務所で会見し、立候補を表明している前副市長の嘉数登氏を支持すると表明した。会見には嘉数氏も同席。下地氏は「明るい宮古島市を創るという嘉数氏を応援したい」と述べた。会見では市議の我如古三雄氏ら6人も嘉数氏の支持を表明し、「強力な体制で一緒に当選へ向けて頑張っていきたい」と語った。
会見は嘉数氏の後援会事務所で行われた。下地氏は「嘉数氏の県執行部での頑張りを拝見しており、(これまで)さまざまな意見交換をしてきた。これからの宮古島市をしっかりと支えて未来を創っていけると確信した」と期待を込めた。
支持表明がこの日になったことには、予定候補者の選考委員会で候補者一本化がまとまらず終わったことと新里匠県議と一緒になって行った一本化もまとまらなかったことを挙げた。
自民党4区支部では候補者は自由投票することを決定したことも説明し、「宮古島市を支え、明るくしていくのは誰かと考えて嘉数氏を応援していくことを決意した」と述べた。
候補者の一本化ができずに市長選に入っていくことには「自民党宮古支部を預かる支部長としては一本化を目指すのは大きな目標だった。さまざまな話し合いでそれぞれの予定候補者が宮古島市を思う気持ちが非常に強い気持ちの中では一本化ができなかった。保守系の候補者を応援していくことは大前提だが、一人の市長を選ばなければならない。嘉数氏に頑張っていただきたいとの思いで応援していきたい」との考えを見せた。
一本化できなかったことに厳しい声があることには「非常に残念だが、強い志を持って市長職を務めたい、市のために働きたいとの思いを持っている人材がいる。(立候補予定者の)保守系3人はそれぞれの考えを持ってチャレンジするので、それを市民が判断する」と述べた。
嘉数氏は「下地県議に応援していただけることは大変心強い。投開票まで1カ月を切る中での応援に改めて気持ちを引き締めて精一杯頑張りたい」と述べた。
嘉数氏の支持を表明した市議は我如古氏、下地信男氏、平良和彦氏、上地廣敏氏、上地堅司氏、粟国恒広氏の6人。会見には我如古氏、下地氏、平良氏の3人が出席した。