航空券の提供を受けた與那覇さん(中央)は「人を助けられる医者になりたい」と話した。左は金城校長
=宮古高校
JTAが宮高生に航空券提供 琉大医学部体験授業参加で
日本トランスオーシャン航空(JTA)は21日、琉球大学が8月9日と10日に行う高大接続事業「琉球大学にぬふぁ星講座」の医学部体験授業に参加する宮古高校(金城透校長)の生徒2人に沖縄本島への往復航空券を無償提供し、同校の校長室で贈呈式を行った。
提供を受けたのは同校2年生の上地拓真さんと1年生の與那覇幹也さん。このうち與那覇さんは、同大学医学部に在学中の兄(26)の影響を受けて中学生の頃に医学を志し、「将来は内科医を考えている。人を助けることができる医者になりたい」と抱負を述べた。
同大学は講座を2018年から実施。実習体験や講演会、医学生との交流などを行い、高校生が医学を志す意思を育む機会を提供する狙いがあるという。
同社と琉球コミューターは同大学と包括的連携協定を締結し、講座の開始時から宮古島、石垣島、久米島より参加する高校生の往復航空券を提供し離島から医学部進学を考える高校生を支援している。
金城校長は「JTAには毎年生徒の支援をして頂き感謝する」と謝辞を述べた上で、「2人には将来、医者として地域に貢献してほしい」と激励した。