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入賞作品を発表する饒平名会長(左から2人目)ら =市未来創造センター・会議室

最優秀賞は海月さん(宮古高3年) U18短い物語コンテスト 入賞作発表、月内にHP公開

 宮古島市文化協会(饒平名和枝会長)は21日、未来創造センターで、第1回「U18短い物語コンテスト~ひらけ、こころ!~」の最優秀、優秀、特別の入賞作品の発表会見を開いた。最優秀賞には海月(くらげ)さんこと下地希星さん(宮古高校3年)の作品「自分道(じぶんみち)」が輝いた。優秀賞には仲間友佑さん(同)の「ビッグサプライズ」、特別賞には友利新菜さん(東小4年)の「環菜(かんな)と一番」がそれぞれ選ばれた。


 同コンテストは宮古島文学賞の関連事業として行われ、子どもたちの読むことや書くことを通して「考える力」や「表現力」を養い、心豊かな文芸活動を続けていくことが目的。宮古圏域の18歳以下を対象に作品を募った。11作品の応募があり、最年少応募者は9歳だったとのこと。
 饒平名会長は「応募作品には、孤独やいじめ、恋愛、将来の夢など内なるものを開放し自己を見つめたり、環境問題など広い視野で思考を深めた作品などさまざまな題材のものがあった」と述べ、「どの作品も、心情描写、ストーリー構成ともに優れており感服した」と振り返った。
 その上で「今後も想像力や表現力のつばさを広げ、書く力を高められるよう同コンテストの継続および発展に努めていく」と話した。
 授賞式は現在のところ未定だが、入賞作品は今月中に同協会ホームページにて掲載予定となっている。
 選考委員長を務めた森田たもつさん(もりた歯科医院長)は、「どれも読み応えがあり、ハイレベルだった。若者らしい視点と感性で書かれた作品からは、書き手の心情や思いが十分に感じられた」と評価し、「今回、惜しくも入賞できなかった作品の中にも、将来性を感じさせる作品が多くあった。来年度もぜひ、チャレンジしてもらいたい」と話した。

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