トゥリバーが熱気 宮ロック2024 人気アーティスト集結 9組熱演に大熱狂
年に一度の野外音楽イベント「ミヤコアイランドロックフェスティバル2024」(同実行委員会主催)が19日、平良トゥリバー地区特設会場で盛大に開催された。まだまだ暑い宮古島の強い日差しの中、島内外や県内外から大勢の音楽ファンが会場に詰めかけ、県出身のBIGINや日本を代表するスーパースター郷ひろみら合計9組のアーティストたちのライブパフォーマンスを楽しみ、大いに熱狂した。
この日午後3時には29・8度を記録した宮古島。5500人(主催者発表)が訪れた会場の内外には多数の出店も並び、付近には笑顔と高揚感があふれていた。
実行委員会の開会式では野津芳仁実行委員長らが関係者各位へ謝意を示し、会場から宮古島の大空に鳩をリリースし、オープニングを演出した。
ステージは、県出身のロックバンド「HY」で幕を開け、「AM11:00」をはじめ、「ホワイトビーチ」などのヒット曲やライブ限定の楽曲が披露され、観客席だけでなく入場ゲートに向かう人たちも口ずさむなど会場のまわりはすでに興奮のるつぼと化した。
そのほか、アイドル「僕が見たかった青空」、ロックバンド「モンゴル800」などの豪華アーティストたちが登場し、観衆と一体でライブ会場を盛り上げた。
ブレイクタイム後にスーパースター郷ひろみが登場すると涙を流しながら熱狂する往年のファンと圧倒的なパフォーマンスに「やばいやばい」と連呼する若い世代らで贅沢な時間を共有、「お嫁サンバ」で踊る幼児も見えるなど会場は一体感となった。
午後8時過ぎには沖縄を代表する「BIGIN」がトリを務め、年に一度の宮古島の熱い夜を締めくくった。
鳥取県から参加したという女性は「5年前も宮古島に来て、コロナ明けの昨年は来ることができなかった。今年は彼氏と参加することができ、本当に来てよかった」と話した。
ファンクラブにも入会していたという神奈川県出身で市に20年前に移住したという女性は「まさか宮古島でひろみさまを見ることができるとは。特に昼間、野外の郷ひろみはもう珍しい。懐かしさとうれしさで感情がわからない」と語っていた。