安全・安心な島づくりへ 全国地域安全運動出発式 きょうから20日まで
2024年全国地域安全運動宮古島地区出発式(主催=宮古島警察署、宮古島地区防犯協会)が10日夕、宮古島警察署で行われた。宮古島地区防犯協会員のほか座喜味一幸市長、各地区の防犯ボランティアらが出席し、「みんなでつくろう安全・安心の街」のスローガンのもと、安心・安全な島づくりに向け決意を新たにした。運動期間はきょう11日から20日まで10日間実施する。式では、全国地域安全運動ポスターの入賞者などへの表彰も行われた。
同運動は、防犯協会をはじめとする民間協力組織・団体、地域住民と警察が連携し、規範意識の向上と地域の絆の醸成を図り、犯罪のない安全で明るくすみよい地域社会の実現を推進することなどが目的。警視庁と東京防犯協会連合会が主催となっている。
今年の運動重点には▽子供と女性の犯罪被害防止▽特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害防止▽自転車盗、万引きの被害防止▽悪質リフォーム業者に関する犯罪被害防止―が挙げられており、そのほか地域の犯罪情勢に応じて管轄警察署が運動重点を指定する。
出発式で同署の新垣健一郎署長は管内の刑法犯認知数が22年より増加傾向にあるとしたうえで「各機関連携して運動に取り組みたい」と決意の言葉を話した。特に増加しているのが、自転車盗難や特殊詐欺被害だという。
座喜味市長と同防犯協会の前川尚誼会長も出席し、それぞれあいさつの言葉を述べた。出発式開始前は、城辺小学校5・6年生9人によるエイサーも披露。「ダイナミック琉球」「サガリバナ」で太鼓音を響かせ、これから始まる運動に花を添えた。
出発式終了後は、同防犯協会の青色回転灯車などによる街頭パレードが行われた。
また、全国地域安全運動・全国暴力団追放運動ポスター・標語の宮古地区入賞者の表彰と、「ちゅらうちなー安全なまちづくり功労者」個人の部の表彰伝達も行われた。
受賞者は次の通り(敬称略)。
【ポスターの部】最優秀=内澤七海(西辺中3年)【標語の部】▽最優秀=仲宗根翔平(西辺小6年)▽優秀=兼城雛乃(北中1年)▽優秀=小山蒼介(城東中2年)佳作=下地陽翔(城東中2年)▽佳作=竹野倖永(同2年)
【表彰伝達】ちゅらうちなー安全なまちづくり功労者個人の部=砂川清治(県防犯指導員・宮古島地区防犯協会理事)