スプレー缶に穴を開けて処理をする職員
=市クリーンセンター
市環境衛生局「ごみの適正分別に協力を」
宮古島市環境衛生局は、クリーンセンターでの手作業による仕分けや処理が膨大な作業量になっているとして、市民にごみの適正な分別を行うよう協力を求めている。また収集に関する問い合わせも毎日50件以上寄せられているため、業務への理解を求めている。
クリーンセンター職員は「暑くなりペットボトルの消費量が増え、ヤードに収まりきらなくなっている。キャップやラベルの分別など、正確な分別をお願いしたい」と話す。空き缶とスプレー缶が混ざっていたり、空きビンと割れた食器などが一つの袋にまとめられていたりすることも多いため、手作業で一つひとつ仕分けているという。
スプレー缶は無くなるまで使い切って空にしてごみに出す必要があるが、中身が残っているものも多い。そのため、職員が手作業で穴を開けて処理している。「マスクを着けて作業をしているが、決して健康に良いとは言えない。理解と協力を願う」と述べた。
ごみの収集に関しては連日多くの問い合わせがあり、問題が発生した場合は職員が現地を確認する必要がある。電話をかけてきた市民に住所や連絡先を聞いても、教えてもらえないことが多いという。同局は「適切な業務遂行と改善のためにも、現地に行くために必要な情報伝達に協力してほしい」と話した。