富名腰十五夜祭りではシーシャガウガウがパフォーマンスを披露した
=22日、富名腰健康広場
シーシャガウガウが復活 第1回富名腰十五夜祭り 子どもらダンスも披露
「第1回富名腰十五夜祭り」が22日、富名腰健康広場で行われた。子どもたちが手作りのシーシャガウガウパフォーマンスを見せたほかダンス、手話ソングなども披露した。会場には多くの地域住民らが訪れ、復活したシーシャガウガウなどの十五夜祭りを楽しんだ。
富名腰自治会長代理であいさつした洲鎌京子さんは大勢の参加を歓迎し、「シーシャガウガウはコロナで見ることが減り、どういうものかを分からない子どももいると思う。今回復活ということで子どもたちも楽しみにしている。声援をお願します」と呼び掛けた。
来賓の嘉数登副市長は「シーシャガウガウは十五夜の時期に合わせ、子どもたちが創意工夫を凝らした個性あふれる手作りのシーサーで地域の人々の厄払い、商売繁盛などさまざまな利益をもたらしてくれる素晴らしい地域の文化である。子どもたちが文化や風習に触れ、郷土の文化を誇らしいと思える貴重な経験になる」と述べた。
舞台には板や段ボールなどの手作りのシーシャガウガウの6組の子どもらが上がった。紹介のあと各シーシャガウガウは2人1組で踊りなどのパフォーマンスを披露した。
会場で踊りながら近づくシーシャガウガウに、参加者がお菓子をあげると子どもらは笑顔を見せた。
この日は時おり雨が降り、プログラムを変更しながら進めた。広場では「YY手話ソング」、フラダンス、宮古高校ダンス部のダンス、シンガーソングライター大弥の歌、カラオケ大会などもありにぎやかに行われた。
同祭りは、コロナで伝統のシーシャガウガウがほとんど見られなくなったことから十五夜祭りを通してシーシャガウガウの復活と子どもたちに楽しんでもらうイベントして開催された。