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開会あいさつする砂川施設長と参加団体 =22日夜、宮古の里・ホール

17団体が伝統舞踊披露 宮古の里 5年ぶりにクイチャー祭り 老人週間の盛大なフィナーレ 社会福祉法人祐愛会

 社会福祉法人祐愛会は約5年ぶりとなる第35回宮古の里クイチャー祭りを22日、開催した。この日はあいにくの雨模様で宮古島リハビリ温泉病院クイチャー広場の予定を変更し、急きょ同施設内で行った。17団体から総勢450人が出演し、市内各地の伝統の「クイチャー」などを披露。入所者や地域住民、出演者らは秋の夜のひと時を楽しく過ごし、会場は最後まで熱気に包まれた。

クイチャーを披露する比嘉民俗芸能保存会


 同施設では15日に行われた敬老会からはじまり、毎年多くの出演者でにぎわう同祭りで老人週間を締めくくる。会場となった施設内のホールには出演者と多くの観客で埋め尽くされた。
 特別養護老人ホーム宮古の里の砂川達雄施設長があいさつで「コロナ禍で各イベントが中止となり、約5年ぶりの開催となる。参加依頼をしたところ温かく承諾していただいた団体の皆さんに感謝したい」と謝意を述べた上で、「長年宮古各地で保存されてきた伝統のクイチャーを利用者、地域の皆さん楽しみにしている。勇壮なクイチャーを期待している」と述べた。
 この後、上区獅子舞保存会による勇壮な獅子舞で祭りは幕を開け、西原みどり会、比嘉民謡芸能芸能保存会、佐良浜ミャークヅツクイチャー保存会と続いた。
 そのほか、それぞれ地域に根付くクイチャーや伝統芸能を舞台上で発表。足を踏みならし、手を頭上に上げて表情豊かに踊った。
 観客は各々でハンディーカメラやスマートフォンで瞬間をおさめており、優雅な踊りを堪能し、演目ごとに大きな拍手を送り、盛大な祭りを楽しんでいた。
 クイチャーは人々が歌い踊りながら、輪になって手足を振り、声を合わせる。一説には方言で「くい(声)を合わせる(チャー)」とされる宮古地域を代表する民俗芸能の集団舞踊。
 出演団体は次の通り。
 ①上区獅子舞保存会②西原みどり会③比嘉民俗芸能保存会④佐良浜ミャークヅツクイチャー保存会⑤宮原老人クラブ⑥新里青年会⑦池間クイチャー愛好会⑧下地クイチャー保存会⑨保良クイチャー保存会⑩漲水クイチャー保存会⑪川満棒踊り保存会⑫友利郷土伝統芸能保存会⑬在宮古多良間郷友会⑭荷川取クイチャー保存会⑮新里能保存会⑯うるかクイチャー保存会⑰新城クイチャー保存会 

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