合同会見で(前列左3人目から)饒平名会長、嘉数副市長、大城教育長らが市民総合文化祭をPRした =市役所

市民総合文化祭、来月開幕 多彩な展示、舞台発表 一般・児童生徒の部作品

 第19回宮古島市民総合文化祭「一般の部・児童生徒の部」の合同記者会見が3日、市役所で行われた。同文化祭のテーマは「創造する市民の文化」で、一般の部のサブテーマは「繋げよう!島の力」。オープニングセレモニーは10月11日に市未来創造センターで行われ、展示部門の一般の部は10月11~13日、児童生徒の部は10月19・20日に開催される。会見では市文化協会各部会が展示や舞台など発表内容を説明。主催者の宮古島市(座喜味一幸市長)、市教育委員会(大城裕子教育長)、市文化協会(饒平名和枝会長)は「多彩な文化芸術活動が展開される市民総合文化祭を楽しんでほしい」と呼び掛けた。
 会見では、饒平名会長が「昨年度より一般の部ではサブテーマに宮古のアイデンティが生き抜く島の文化を未来につなげることを目指し、各分野で独自に発揮した取り組みを行っている。つなげたい島の力も鑑賞ポイントになる」と述べた。
 また「今回も体験型の企画が多いのも特徴。会員が研さんを重ねた文化芸術活動に触れ、文化の力を共有してほしい。どの時代でも人々が心豊かに生きるためには文化芸術は大切なものだと感じる。今後とも創造的な活動や活力につなげていただきたい」と呼び掛けた。
 大城教育長は「市民総合文化祭は子どもから年配者まで幅広く参加できる市民でつくり上げる文化活動の発表の場として意義深く、作品を通してさまざまな活動から宮古島の姿を見ることができる。児童生徒の部では子どもならではの表現やユニークな発想、みずみずしい感性が光る作品が寄せられることを期待している」と述べた。
 嘉数登副市長は「多くの市民が自己表現の手段や心豊かな暮らしを営むために文化活動に取り組んでいる、その作品を鑑賞して得られる感動や気づきは暮らしに潤いを与えてくれる。一般の部の音楽祭を皮切りにイベントが続くので、多くの市民に鑑賞してほしい」と述べた。
 オープニングセレモニーは市未来創造センター内中央公民館ホワイエで行われる。一般の部の展示部門は、市未来創造センター公民館・図書館で園芸、美術、写真、郷土史、織物、盆栽、生活文化部会、文芸、書道、の部会が作品を披露する。茶道は10月12と13日のみ、方言は10月13日のみ。
 児童生徒の部の展示部門は市未来創造センター公民館で書道、美術、文芸、工作、自由研究の作品が披露される。
 舞台部門は、一般の部の音楽祭が10月6日(午後2時開演、マティダ市民劇場)、こどもシアターが10月27日(午後2時開演、入場無料、城辺公民館)、芸能祭が12月22日(午後3時開演、入場料500円、マティダ市民劇場)、芸術劇場が来年1月18日(午後3時半開演、マティダ市民劇場)となっている。
 児童生徒の部の舞台部門は音楽祭が11月9日(午前10時・午後2時、マティダ市民劇場)、郷土お話大会が11月24日(午後2時開演、市未来創造センター多目的ホール)。一般の部郷土史部門の史跡巡り「はじまりの地~平良・伊良部石碑巡り~」は11月3日に行われる。
 ワークショップはミニ盆栽・挿し木、俳句、短歌、芋餅・あふ作りがあり、書道パフォーマンスも行われる。問い合わせは市文化協会(79・5880)まで。

関連記事一覧