SKY羽田線10万人達成 就航から1年9カ月
下地島空港活性化協議会(会長・座喜味一幸市長)は14日、スカイマーク(SKY)の下地島│羽田線累計搭乗者数が10万人を達成したことを祝い、羽田からの到着客に記念品を贈呈する出迎えイベントを実施した。コロナ禍で観光客が大幅に落ち込んだ中、就航から1年9カ月での達成。同線は来年3月まで「羽田発着枠政策コンテスト」のトライアル運航中であり、地域一丸となって枠の獲得を目指し取り組んでいる。
国土交通省航空局が行った同コンテストは5便分の枠があり、2020年5月に4位までの配分が決定した。SKYの下地島線は総得点994点で、日本航空の青森県三沢空港線の997点をわずかに下回り6位となった。5位と6位が僅差だったことから、1年間のトライアル運航を実施することとなった。
トライアルは21年3月開始だったが、コロナ禍のため1年延期。今年3月27日から評価期間が始まった。試験期間は来年3月末までだが、暫定運航は来年10月28日まで認められている。市や下地島エアポートマネジメントなどは、下地島空港活性化協議会を立ち上げ、コンテストの勝利と枠の獲得に向けさまざまな取り組みを進めている。
同線の搭乗者数が10万人を超えたことについて座喜味市長は「多くのお客様にご利用いただき感謝する。本路線は宮古諸島や沖縄県の経済・観光促進に欠かせない。引き続き羽田発着枠の獲得に向けて地域一丸となり取り組んでいきたい」とコメント。
SKY下地島空港支店の朝倉亮平支店長は梅雨明け後の6月20日以降は約85%と高い搭乗率となっていることを紹介し「行政や各事業所と協力して、利用しやすい航空会社、空港であることをアピールしていきたい」と語った。
横浜から祖父母含む家族6人で来たという今中悠輔くん(13)は「宮古は海が楽しみ。飛行機はピカチュウジェットで、中もとてもかわいかった」と話した。