(左から)高野代表、桝田CEO、北尾さん、ネイサン氏
=宮古新報社
宮古島で映像作品撮影 元五輪代表北尾さん語る シンクロ銀メダル、シルクドソレイユ
映像作品の撮影のため、宮古島市を訪れているシンクロナイズドスイミング元五輪代表でシルク・ドゥ・ソレイユのメンバーとして米国ラスベガスなどで活躍している北尾佳奈子さんらが10日、宮古新報社に洌鎌敏一会長を訪ね、宮古島の魅力などを語った。
北尾さんは2004年アテネ五輪に出場、05年モントリオール世界水泳で団体銀メダルを獲得後に引退し、06年からシルク・ドゥ・ソレイユのメンバーとなったが世界的なコロナウイルス感染拡大のため一時休止した時には「今まで水中で演じ、パフォーマンスすることに全てをささげてきた。それができなくなるのが恐怖だった」と振り返った。
転機が訪れたのはハワイへ移住したとき。森の中で自然と触れ合うことにより自身の変化が生まれたとのことで、再びラスベガスから声がかかった際もその体験がのちの舞台上での表現に生かされているという。
22年には京都府亀岡市在住の染色作家であり着物や帯を製作する林川信夫さんの作品から影響も受け、絵本「あまみずの冒険」(出版101)を出版。林川さんは作画を手掛けた。
本映像作品はパートナーであるネイサン氏が撮影。この日午前に撮り終え、「宮古島は自然を大切にしているという印象が強い。すばらしく良い体験ができた」と語った。下地島通り池など数カ所を巡ったとのこと。
来訪にはネイサン氏と101の桝田佳明代表CEO、高野裕琴代表らが同行した。