マンゴー・パイン全国へ ゆうパック出荷スタート 「迅速、丁寧においしさ届ける」
日本郵便宮古郵便局(保久村昌治局長)の「宮古島産マンゴー・パインゆうパック出荷式」が19日、平良西里の同局駐車場で行われた。郵便局職員や生産農家、航空関係者らが箱詰めされたマンゴーとパインをリレー形式でトラックに積み込み、出荷期間中の安全輸送と順調な販売を祈念した。今期のマンゴー出荷量は620㌧を見込んでおり、郵便局出荷は昨年の2万8000個よりは少なくなると見ている。保久村局長は「安心・安全な配送を行い、全国で心待ちにしている皆さんへ笑顔と真ごころを届けたい」とあいさつした。
保久村局長は「夏本番を迎えるとともに宮古島を代表する果実のマンゴー・パインゆうパックの取扱いがスタートする。南国の宮古島から豊かな自然と生産者の皆さんが一つひとつ丹精を込めて育て上げた甘い香りと濃厚な味わいが特徴のマンゴー、糖度と酸味のバランスに秀でたジューシーなパインを全国へ届け、多くの皆さんが笑顔で喜んでいただけることを期待している」と述べた。
来賓の座喜味一幸市長(代読・島尻勝彦農林水産課長)は「宮古島産マンゴーの収穫量は県全体の4割の収穫量を誇り、栽培面積や出荷量は他の圏域をリードしている。パインは技術普及の取り組みにより農家戸数、生産量は年々増加している。今期も生産農家が情熱を込めて育て上げたマンゴーとパインを郵便局のネットワークを通した販売促進により、さらなる知名度アップと消費拡大につながり、宮古島ブランド力の向上が図れることを確信している」と期待した。
生産者を代表し、マンゴー農家の辺土名忠志さんが「今年のマンゴーは、いつもよりもいい物が仕上がっていると確信している。これから全国に出荷されていくが各航空会社や配達員の皆さんには熱中症に気をつけ、お客さんに迅速かつ丁寧に届けてほしい」と述べた。また「いただいた皆さんには甘いだけでなく、おいしいと納得してもらい暑い夏を乗り切ってほしい」とも述べた。
このあとリレー形式で積み込んだトラックが出発。郵便局職員や生産農家らは拍手で見送った。
マンゴー・パインゆうパックの取扱い個数は7月に最盛期を迎える。同局では全国に届けるようカタログやチラシを作成し、宮古地区だけでなく沖縄県内の全ての郵便局に備え置き、どこの地域からも申し込みができるようにしている。