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方言大会出場者募集を呼び掛ける(左から)砂川方言部部長、饒平名会長、松谷事務局長 =未来創造センター内会議室

7月14日に方言大会開催 市文化協会 8組の出場者を募集 応募締め切り6月14日まで

 市文化協会(饒平名和枝会長)は17日、未来創造センターで記者会見を開き「第29回鳴りとぅゆんみゃ~く方言大会」を7月14日にマティダ市民劇場で開催すると発表した。方言の継承と文化の共有を目的とした大会で、会見では、饒平名会長らが出場者の募集と市民の来場を呼びかけるとともに、入場券の販売が6月22日から開始されることを明かした。出場人数は8組以内とし、応募締め切りは6月14日。
 大会は午後3時に開演予定で、テーマは自由。出場資格は高校生以上で、宮古圏域外の出身者も参加可能となっている。審査は内容60点、表現40点で行われ、入賞者には賞状が授与され、副賞が贈られる。
 最優秀賞は市長賞、優秀賞は教育長賞、優良賞は文化協会長賞。また、入賞者は県文化協会主催の「しまくとぅば語やびら大会」に推薦される。
 饒平名和枝会長は会見で、宮古語がユネスコにより消滅の危機にある言語として指定されて以来、地域や団体で方言を用いた取り組みが増え、方言の重要性が再認識されていることを強調した。
 その上で「方言は私たちの文化の基層でありアイデンティティの拠(よ)り所となり、大切なものを守り、言語文化を通して宮古らしさを後世に伝えていきたい」とあいさつした。
 会見には饒平名会長ほか方言部の砂川春美部長、松谷初美事務局長が同席した。
 チケットは一般1500円、文化協会会員1300円、高校生以下1千円で、一人5枚まで購入可能。販売場所は市未来創造センターをはじめ、城辺、上野、下地、伊良部の各公民館ロビーで6月22日午前10時から。売り切れ次第販売終了となる。
 同大会は近年若年層だけでなく中年世代でも方言を話せない人が増えていることを危惧(ぐ)し、文化の基礎をなす方言に今一度思いを深め「みゃーくふつ」の豊かさを共有し継続することを目的に開催している。
 この大会を通じて、同協会は方言の保存と継承を目指し、宮古らしい言語文化の魅力を後世に伝える活動を続けていく意向である。
 申し込みおよび問い合わせは同協会(79・5880 ファクス兼)まで。

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