イオン琉球増収増益 営業収益、利益が過去最高 24年2月期
【那覇支局】イオン琉球(南風原町、鯉渕豊太郎社長)は15日、2024年2月期の決算を発表し、直営店の売上高にテナント収入などを合わせた営業収益は前期比108・3%増の997億1100万円で、2年連続で過去最高を更新した。営業利益も同206・0%増の13億9900万円で過去最高を更新した。3期連続の増収増益。経常利益は同203・0%増の13億5600万円、純利益は同348・4%増の8億5000万円だった。経常利益、純利益も3期連続の増益となった。
新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、外出や観光客数が増加したことや売り場の再編、品ぞろえの拡充などで衣料、食品、住居余暇などの売上が前期比で2~11%伸長した。賃上げなどの人件費や照明などの老朽化対応などの設備費が増加したが、営業収益の拡大と売上総利益率の改善で営業総利益が拡大することで吸収し、営業利益の拡大につながった。また、新たに3店舗出店したイオンドラッグやリニューアルしたイオン那覇店など3店舗の売り上げが堅調に推移したことも要因に挙げた。
鯉渕社長は「今後も大きく、環境が変わっていくが、沖縄に住んでいる皆さまに支持される売り場をしっかり作っていきたい」と意気込んだ。
25年2月期は営業収益を前期比104・0%増の1037億4000万円と初の1千億円を見込み、営業利益は同125・1%増の17億5千万円、経常収益は同124・2%増の16億8400万円、純利益は104・4%増の8億8700万円としている。