市農業委員17人に辞令 新体制の農業振興に期待 農業委総会 新会長に長濱国博氏
市農業委員辞令交付式が1日、市役所で行われた。座喜味一幸市長が市議会3月定例会で同意を得た委員17人に辞令を手渡した。座喜味市長は、農業委員会が農地法に基づく権利移動の許可や農地転用案件への意見具申などの需要な役割を担っていることを強調し、「新体制で指導を発揮して農業の振興に役立つことを期待している」と激励した。式終了後は農業委員会総会があり、指名推薦で会長に長濱国博氏、会長職務代理に根間祐樹氏がそれぞれ選出された。任期は3年。
第7期となる市農業委員は新任が10人、再任が7人の計17人。地区別は平良が5人、城辺が5人、上野が2人、下地が2人、伊良部が2人、中立が1人となっている。
委員らに辞令交付した座喜味市長は、日頃から農業振興に尽力していることに感謝し、「農地法に基づく権利移動の許可や担い手への農地の集積・集約化、遊休農地の発生防止・解消、農地利用の適正化推進など大変重要な役割を担っている」と強調した。
また「近年、観光を含めた大きな振興の中で農地行政などいろんな課題も見えてきている。農地行政、農業委員会委員の皆さんのこれからの使命は大きくなってくる。新たな体制の下で指導が十分に発揮されて農業振興に役立つことを期待している」と述べた。
交付式の終了後は農業委員会総会が行われた。会長選出では投票と指名推薦があることが説明され、委員全員が使命推薦に同意した。
2期6年会長を務めた芳山辰巳氏が「私の職務代理を務め、委員会の中身も十分承知している長濱氏を推薦したい」と述べた。長濱氏の推薦に対して委員から異議はなく、推薦通りに会長に選出された。会長職務代理には長濱会長が指名した根間氏が選ばれた。
長濱氏は「向こう3年間、宮古島市の農業振興の発展のために委員一丸となって頑張っていきたい。農業委員会の円滑な運営ができますようお願いしたい」とあいさつした。根間氏は「運営がスムーズにいくように会長を補佐していきたい」と述べた。
委員は次の通り。
上地和彦(下地・新)▽上地美香(下地・新)▽遠藤聖(中立・新)▽川満広紀(城辺)▽國仲和男(平良)▽久保弘美(平良)▽古謝宏信(城辺・新)▽下地堅士朗(城辺・新)▽新里哲男(上野・新)▽砂川明寛(城辺)▽砂川裕喜(平良・新)▽仲里長造(平良)▽長濱国博(伊良部)▽根間祐樹(平良・新)▽野路美由希(城辺・新)山城忍(伊良部・新)▽芳山辰巳(上野)