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総会であいさつする饒平名会長 =未来創造センター・多目的ホール

総会で一新、饒平名会長再任 市文化協会 新理事5人選任で新体制 新事業「U─18短い物語」

 一般社団法人宮古島市文化協会の2024年度定時社員総会は20日、市未来創造センターで行われ、23年度活動および収支決算報告、24年度活動および予算計画など7議案を承認した。また、理事および幹事の選任で新たに5人の新理事が加わった。そして新理事による会長、副会長の選任も行い現職の饒平名和枝氏の会長再任を承認し、3人の副会長のうち平良絹代氏は新理事から抜擢された。任期は2年。

新らたに新任された理事(右から5人)を一人ひとり紹介する饒平名会長(左端)


 総会の議長は個人会員の與那覇淳さんが務め、議事を進行。饒平名会長はあいさつで新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行したことで「市民総合文化祭」「芸能祭」「宮古島文学賞」などの全事業を計画通り執行できたことに謝意を伝えた。
 宮古島文学賞の23年度の事業については76作品の応募に認知度の向上に喜びを感じるとともに24年度の取り組みとして「U18」部門を設けることを発表。宮古圏域の18歳以下の子どもたちから「短い物語」を募集し、書くためのワークショップも計画に盛り込み、表現力や想像力および考える力を育む取り組みとして多数の応募を呼び掛けた。
 要項については現段階では原稿用紙3~10枚ほどで出品無料。募集開始は9月3日からを予定している。
 また「第28回鳴りとぅゆんみゃ~く方言大会」において高校生が市長賞に輝くなど次世代への継承が大進していることに期待を寄せた。
 来賓の大城裕子教育長も23年度事業を一つひとつ振り返り、同協会員の熱意と活動に敬意を表すとともに市教委も連携および協力を深め文化振興に努めていく意思を示した。
 また、学校を取り巻く環境整備として各中学校区に「学校運営協議会」を設置し、小中学校の連携推進を図るコミュニティ・スクールの導入を進め、子どもたちのより良い成長、地域の活性化、特色ある学校および地域づくりを目指すとともに地域の伝統行事や文化の担い手として子どもたちの育成を通し、宮古島の文化芸術の発展と継承について尽力することなどが述べられた。
 新任含めた14人の理事一人ひとりを饒平名会長が紹介し、理事により選任された饒平名会長があいさつで気持ちを新たに決意を表した。新理事のうち平良絹代氏は副会長を務める。幹事は前川尚誼氏と福家敦朗氏。
 24年度理事は次の皆さん(敬称略)。
 会長=饒平名和枝▽副会長=砂川春美、前里昌吾、平良絹代(新任)▽理事=新城美津枝、根間和美、平良務、池間正樹、佐渡山武士、斉藤和美、上地誠賢(新任)、倉持利明(新任)、上地直哉(新任)、上地恵美子(新任)

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