「また来年」再会願い 第38回全日本トライ宮古島 大会終え選手ら続々帰途へ 空港、大勢でにぎわう
第38回全日本トライアスロン宮古島大会全日程が終了し多くの出場選手たちが帰途についた。16日、宮古空港では午前中からバイクなどの大きな荷物を手にした選手をはじめその家族、見送りの地元住民たちでにぎわい、出発便の時間が近づくと航空会社のカウンターには長蛇の列ができていた。選手たちはレースでの疲労も忘れたかのように笑顔と満足した表情で宮古島を後にし、次回の大会での再会を誓っていた。
総合4位の大倉拓也さんは「初めての宮古島トライアスロンだったが市民の温かい応援に励まされて頑張れた。来年も家族で参加したい」と話し、「来年は子どもも歩ける頃なので一緒に歩いてゴールできたら」と話し家族3人で大阪へと戻った。
茨城県つくば市から来島した浅野朗明さん夫婦は「初めての宮古島でしたが『ワイドー!』の熱い声援と太鼓の叩く音に島全体で大会を盛り上げていて感動しました」と話し、奥さんは「トライアスロンの好きな主人をマッサージや食事面でサポートしている。いろいろな大会に同行しているが宮古島は選手へのサポートや応援が素晴らしい」と話した。
北海道上富良野から65歳で参加した青野朋之さんは「宮古島の大会が最後になり感慨深いものがあります。最初に参加したのは第3回大会で今回は5度目の参加。来年は東京の大学に通っている息子が参加する予定でそのサポートにまわりたい」と話した。この日の1便で宮古島を発ち、午後8時に旭川空港に着くとのこと。
韓国釜山とソウルから初参加3選手は「宮古島の海がきれいで島全体で応援してくれて楽しく、感謝している」と何度もありがとうと手を合わせ話してくれた。
フリーダムのチームに所属するメンバーの笹原健太郎さんは大阪から、柴崎芳輝さんは茨城からで共に初出場。笹原さんは「宮古島の気温と湿度の高さ、暑さは体力的に精神的にもきつく足がつるなど大変だったが、最後5㌔からの応援には感動して頑張ることができた。市民の応援が大きな力になった」と話し、柴崎さんは「予想以上に大変できついコースだった。攻略法も分からないままだったが、島全体での応援に励まされみなさんの愛を感じた大会でした」と話し、2人は来年も参加したいと笑顔で空港を後にした。