玉城知事の感染の経緯などを説明する(左から)池田、照屋副知事と嘉数知事公室長
=県庁
玉城知事がコロナ感染
【那覇支局】玉城デニー知事が新型コロナウイルスに感染したことが28日分かった。照屋義実、池田竹州副知事ら県幹部が同日、県庁で記者会見し、玉城知事の感染の経緯を説明するとともに謝罪のコメントを発表した。 (7面に関連) 玉城知事の感染判明までの経緯として、26日に非同居の親族Aとマスク無しで1時間程、知事公舎で接触。27日午前に親族Aの発熱が確認され、PCR検査を受検。正午ごろ、親族Aは抗原検査キットで陰性を確認。しかし、PCR検査の結果、陽性が判明。午後7時26分、玉城知事、池田副知事、糸数公保健医療部長に陽性の連絡が入る。午後8時45分、知事室で玉城知事の行動履歴を確認。濃厚接触者の可能性が高いと判断。その時に、PCR検査を実施。28日午前11時30分、知事の陽性が確認された。
照屋副知事は「県民の皆さまをはじめ、多くの人々に対し、ご心配とご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます。しっかりと療養し、1日も早く公務に復帰したいと考えております。今後は一層健康に留意し、県政運営に努めてまいる所存です」と玉城知事のコメントを代読した。
玉城知事は喉に違和感があるが、症状は軽く、発熱などはないという。現在は知事公舎で療養中。登庁は7月8日以降となるが、事務調整などはリモートで対応するとし、業務に支障はないとしている。
また、玉城知事はマスク着用などの感染対策を行っていたとして、濃厚接触者に該当する職員はいないという。県議会に出席していた知事三役や県幹部もPCR検査を受検し、結果待ちだという。
県幹部としては、今回の玉城知事の行動に対しては、国の濃厚接触者のガイドラインに則っているとして、問題視する考えはないとしている。