「市民の負託に応える」 宮古島市 定期人事異動で市長訓辞 大きく飛躍する年度に
宮古島市(座喜味一幸市長)の2024度定期人事異動辞令交付式が1日、市役所2階大ホールで行われ、市長部局や教育委員会、水道部、消防本部などの異動対象職員、新採用職員に辞令が交付された。座喜味市長は「2024年度の幕開けであり、宮古島市が大きく飛躍する年度になる。市民の負託に応えるべく責任を感じながら5年、10年先にも夢を描きながら公僕の使命を果たしてもらいたい」と訓辞した。異動対象職員は260人で全職員695人に占める異動率は37・4%。
同辞令交付式には、異動対象職員のうち課長級以上と市長部局20人、消防本部5人の新採用職員が出席。座喜味市長が市長部局、大城裕子教育長が教育委員会、上地一史消防長が消防本部の職員らに辞令を手渡した。
座喜味市長は「宮古島市の振興に向け、新たなステージが展開される節目に公務に携われることに誇りを持ってほしい」と述べ、「行政の責任は毎年重いものになっている。市民がしっかり幸せを感じ、いつまでも住み続けたいと思う誇れる島にしていかなければならない」と強調した。
また「5万5000人の負託を受けた行政なので、市民のきめ細やかな心に寄り添いながら対応できる体制を構築していきたい。お互い連携しながら提案し合って、宮古島市の発展に力をいただきたい」と呼びかけた。
市長部局や消防本部の新採用職員は緊張気味に辞令を受け取り、座喜味市長らが見守るなか「全体の奉仕者として誠実かつ公正な職務を執行することを固く誓う」などと宣誓を読み上げた。
24年度の異動は、市長部局が187人(異動率37・6%)、教育委員会が16人(同19・5%)、水道部が13人(同39・4%)、消防本部が44人(同53・0%)となっている。昇任職員は部長級(次長兼課長含む)8人、課長級12人、課長補佐級19人、係長級18人。部長には4人が昇任した。