診療制限を解除した県立宮古病院
=平良下里
宮古病院が一般外来診療など再開
県立宮古病院(岸本信三院長)は7日、新型コロナウイルス感染拡大に伴い実施してきた一般外来などの診療制限を解除した。新型コロナ病床に落ち着きが見られ、市内の医療体制も回復してきたことなどから通常に戻した。
同病院では大型連休後半からコロナ関連の入院患者が増加し、5月10日から診療制限を開始した。一般外来は原則電話診療とし、がんや急性期疾患を除いた手術や不要不急の検査、精神科訪問診療、リハビリなどは延期した。当初23日までだったが、感染状況に衰えが見えなかったため6月6日まで延長していた。
市内の新型コロナの新規感染者数は減少傾向にあり、6日までに12日連続で前週の同曜日を下回った。同病院は「コロナ病床が落ち着いてきている。一度は延長したが再延長の必要はないと判断し、制限を解除した」と説明した。