応急手当を実演する野沢さん(上)と高野さん(下) =JTAドーム宮古島会議室

事故防止トレーニングで学ぶ トライ宮古島大会向け

 市周辺海域の環境保全に努め、漁業とマリンスポーツ振興に寄与する宮古島美ら海連絡協議会(渡真利将博代表理事)は18日、JTAドーム宮古島の会議室で来年4月14日に開催予定の「全日本トライアスロン宮古島大会」に向けた事故防止トレーニングを行った。
 同トレーニングは日本海洋レジャー安全・振興協会の野沢徹さんと高野修さんを講師に招いての「ウオーターアクティビティーのための酸素ファーストエイド」。市内のダイビング事業者ら10人が参加し、トライアスロン大会などでダイビング事故を認識し、酸素を用いた応急手当などについて学んだ。
 講義では午前に座学を行い、午後からは意識や呼吸の有無など場面ごとの最善策を野沢さんと高野さんが実演しながら参加者らに説明。人命に直結する技術であるため、参加者らは真剣な面持ちで受講した。同講義が市内で行われるのは初だという。
 同講義はプロバイダーコースとインストラクターコース、インストラクタートレーナーコースに分かれている。そのことについて渡真利代表理事は「今回インストラクターコースまで受講した4人を中心に、トレーナーまで受講する人を増やし、トライアスロンや日ごろのマリンスポーツ時の安全確保に努められる人材を増やしていきたい」と述べた。

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