市役所で初開催となった宮古の産業まつり1日目は大盛況 =市民広場

にぎわう第46回宮古の産業まつり きょうまで多彩な催し

 第46回宮古の産業まつり(主催・同実行委員会)が2日、市役所市民広場周辺で開催された。「島の魅力がいっぱい わくわく どきどき」をテーマに数多くの事業者・団体が出展し、島の素材を生かした加工食品をはじめとした物産を展示販売。姉妹・友好交流都市もそれぞれ特産品をPRした。来場者は生産者と交流しながら買い物を楽しみ、地場産業に理解を深めた。特設舞台では子どもたちがダンスやエイサーでまつりを盛り上げ、宮古島市肉まつりも同時開催となり、大変なにぎわいを見せた。きょう3日まで行われる。
 開会式では、根路銘康文実行委員長が今回新たに宮古島市肉まつりとのコラボ開催で地元産の牛肉、豚肉、ヤギ肉を使用した料理や鶏卵パックとの販売や抽選会が行われることや、キャッシュレス決済の推進から利便性の向上に努めていること、そして庁舎の蓄電池からの給電を可能な限り利用していることなどを紹介。
 座喜味一幸市長はまつりの開催を喜び、「大いに買って食べて楽しんでほしい」と呼び掛けた。また、玉城デニー県知事(代読=長濱為一宮古教育事務所長)も言葉を贈り、まつりが幕を開けた。
 市役所1階ロビー、屋外の入り口付近では▽農畜産物▽織物▽木工芸▽陶芸▽泡盛―などのテナントが並び、訪れた人たちが各事業者の商品の説明を受け、地場産業の魅力を再確認した。また、宮古島の絶滅危惧種を紹介するブースなどもあった。
 毎年大人気の姉妹・交流都市のブースでは、宮古では買えない特産品が即売されると来場者が集い、にぎわいを見せた。
 栃木県市貝町はサシバが生息する谷津田で特別栽培した米をはじめ名産のイチゴを販売。そのほか福島県西会津町はリンゴが人気でPRタイムにはステージでじゃんけん大会が行われ、勝った人はリンゴがもらえるなど人気を博した。
 また、午後からは宮古島商工会議所女性会主催の「元気キッズ!のど自慢大会」が行われ、募集人数を大きく超える17人のちびっこが出演し、会場を盛り上げた。優勝した伊佐向葵さん(平一小1年)が歌い始めると周りがうっとりし、美声を会場中に響かせた。
 産業振興賞表彰式では、地場産業に貢献した農家、事業者らへ会場から拍手が送られ、そのほか多彩な催しものもあり、初日の市役所市民広場は大盛況となった。

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