男子25チームは一斉にスタートを切った =市陸上競技場

男子名護、女子東風平ともにV2 県中学駅伝大会 6年ぶり宮古島開催

 2023年度第47回男子・第36回女子県中学校駅伝競走大会(主催・県中学校体育連盟沖縄陸上競技協会・県教育委員)が18日、市陸上競技場発着で、男子6区間20㌔、女子5区間12㌔のコースで行われた。県内6地区から男女それぞれ25の計50チームが出場。秋の宮古路を舞台にそれぞれのチームが「タスキ」をつなぎ熱戦を繰り広げた結果、男子は名護が1時間6分ジャスト、女子では東風平が44分40秒で両校ともに2連覇を達成した。宮古勢では北中男子が1時間8分27秒で3位の健闘を見せたが、惜しくも九州大会出場の切符はつかめなかった。
 県内6地区の代表校(男女各25校)の代表選手たちが参加した大会は午前9時から女子、同10時10分から男子がスタート。選手たちは懸命に走り、中継地点で待つ仲間へとタスキをつないでいた。
 沿道には選手たちを応援しようと多くの市民や生徒、地元から応援に駆け付けた保護者らがならび、拍手と声援で後押しをしていた。
 男子は1区でトップとなった王者名護がそのまま押し切りゴールテープを切り2連覇を達成した。2位北中城との差は2分19秒で王者の貫禄を見せた。宮古勢では北がその8秒後にゴール。健闘を見せたものの3位となった。下地3年の下地朔が第2区で10分ジャストで区間賞を獲得したが下地は18位に終わった。
 一方女子は1区で3位スタートの東風平だったが、2区で外間琉華(3年)が区間賞の7分15秒でトップとなり、その後もその座を譲ることなく4区でも区間賞となる勢いのままゴールし、こちらも2連覇を成し遂げた。宮古勢では平良と北が1秒差で16、17位となった。
 この大会で優勝した名護、東風平は12月17日に滋賀県で開催される全国大会へ。優勝、準優勝の計4校は12月2日の熊本県天草市で開催される九州大会へ派遣される。
 閉会式で県中学校体育連盟の平良亮会長は「1人も欠けることなく全員が完走したのは本当にすばらしい。優勝、準優勝のチームはコンディションを維持し全国大会や九州大会での活躍に期待する」と選手たちを激励し、「また環境をつくってくれた宮古教育事務所、市教育委員会、体育協会やボランティアスタッフの生徒たちに感謝したい」と述べた。

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