座喜味市長はマウイ郡への義援金完了報告を発表した
=市役所庁議室
市民の義援金、マウイへ 18企業・団体と個人から
宮古島市(座喜味一幸市長)は31日、市役所庁議室で記者会見を開き、市全体で取り組んだ米ハワイ・マウイ島山火事被害への義援金募金活動の完了を報告した。座喜味一幸市長は市民への感謝の意を示した。市民、関係団体、企業、個人からの総額396万9042円の義援金は近日中にマウイ郡会計口座へ直接送金される予定となっている。
この募金活動は、8月8日に発生したマウイ島の山火事に対する支援として行われたもので8月24日に開始され9月30日で締め切られていた。市はマウイ郡と1965年に姉妹都市提携を結んでいる。
義援金は沖縄銀行、琉球銀行、沖縄海邦銀行、JAおきなわの各支店が開設した専用口座に振り込まれた。市内の12団体、6社の企業、さらに個人の募金者から集まった義援金は、沖縄銀行を通じてマウイ郡会計口座に送られる。
座喜味市長は「義援金への市民の皆さまの関心は高く、募集開始と同時に続々と温かな支援を頂けた。また、募金活動に理解を示した市内コンビニ、スーパー店舗と口座開設の各金融機関へお礼申し上げる」と感謝を述べ、「現地に関する報道を見ると、有機物質の除染や廃棄物の処理に時間を要し、復興に遅れがあると認識している。未曽有の災害に見舞われた被災地の一日でも早い復興を祈っている」と語った。
義援金活動はこのほか、市教委主催の海外ホームステイ事業でハワイ州オアフ島を訪れた中高生15人がスーパーなどで募金活動を行った。またカギマナフラ実行委員会は、土・日曜日には市内各所でフラダンスを披露しながら募金を呼び掛けていた。
市での義援金募集は終了したが、県では引き続き義援金の呼びかけを行っている。詳細は県ホームページから。