寄贈品を手に持つ(左から)播戸さん、松堂英彦福祉部長、HAN―KUNさん、野原会長、平野さん、成岡さん
=市社会福祉協議会本所
食品50万円分を寄贈 宮古島スマイルプロジェクト
サッカー教室の開催などで活動する「奥大介プレゼンツ宮古島スマイルプロジェクト」(松田泰成実行委員長)は12日、市社会福祉協議会で食品寄贈式を開いた。湘南乃風のHAN―KUNさん、故奥大介氏と交流が深い元サッカー選手の播戸竜二さん、成岡翔さん、平野孝さんらが出席し、フードバンク「んまんま」に50万円分の米や缶詰などの食料品を寄贈した。
「奥大介プレゼンツ」の活動は、2014年10月に宮古島で急逝したサッカー元日本代表の奧大介氏の遺志を継ぐ活動で16年、19年には市内の高校生と試合をするドリームマッチを開催している。コロナ禍以降は食品を寄贈するプロジェクトとなっている。
「んまんま」は、市社会福祉協議会(野原勝会長)が運営しているフードバンク。今回寄贈された食品は、市内の各施設、世帯などに届けられる。
プロジェクトを代表し、播戸さんは「今年も寄贈できうれしい。サッカー界と宮古島のつながりが何年も続いていき、さらに大きなプロジェクトになるよう頑張る。応援してほしい」と話した。
座喜一幸味市長(代読)は「市の社会福祉の向上に多大な貢献をされており、深い敬意と感謝を示したい。プロジェクト名にもあるとおり、宮古島にスマイルが広がるよう必要な人に届くよう取り組んでいく」とあいさつ。
野原会長は「多数の食品の寄贈に心から感謝。誰もが安心して暮らせるよう取り組んでいるが、まだ関係者の皆さまと連携しより一層努力していきたい」と語った。