サトウキビを収穫する生徒たち =宮古総実高校第2農園

宮古総実高3年生 自ら育てたキビ収穫

 宮古総合実業高校(大山正吾校長)の3年生69人が31日、平良下里の同校第2農場に植えたサトウキビ収穫実習を行った。前日までの雨でぬかるむ畑で生徒たちは、泥だらけになりながらキビを斧で倒し、葉を除去する作業に汗を流した。

 実習は宮古島の基幹作物に対する意識を高め、集団での協調性と責任感を養うことが目的。生徒たちは「自分で植えた作物を収穫するのは楽しい」と笑顔で作業に取り組んだ。収穫したサトウキビは製糖工場へ持ち込まれるほか、授業での実習などに利用する。
 担当の上里栄真教諭(生物生産科)によると、昨年は感染防止のためクラスごとに日をずらして実施したが、ことしは全クラス同時に実習できたとし、「雨続きで心配したが開催できてよかった。コロナで行事が少ないので、よい思い出にしてほしい」と安堵の表情を見せた。

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