寄贈式で合格応援米を届けた西原代表(右)と受け取り感謝を示す大城裕子教育長
=市役所会議室
中3生529人に”合格米”
南西沖食(西原秀憲代表)は高校受験を控えた宮古地区の全中学3年生529人に「合格応援米5㌔」を寄贈する。コロナ禍で不安を抱える中、初試練を迎える受験生を同社が扱う米を通じて応援する。31日、西原代表らが市教育委員会に大城裕子教育長を訪ね寄贈式を行った。
宮古島市522人と多良間村7人に寄贈する。新型コロナウイルスにより生活様式や世間の常識が大きく変化する中で、人生の大きな節目の初試練を迎える生徒たちの不安軽減のため寄贈を決めた。同社が各学校へ配布し生徒たち自身で家庭に持ち帰る。
合格応援米は今年度産の富山米「てんたかく」を使用し、高い点数で合格し新たな一歩を進むよう願いを込めた毎年恒例の期間限定商品。パッケージには奮起を促すため七転び八起きのだるまを大きく描いてある。1月には親会社の沖縄食料の役員らが那覇の首里観音堂で祈願式を行った。
西原代表は「自宅に持って帰るときの『重さ』から我々の『思い』を感じてくれたらうれしい。受験生が安心して受験に臨み志望校に合格できるよう願っている」と語った。