んつばたまてぃだ通り店前に設置された冷凍自動販売機 =平良西里

自販機でもずく販売 マジャーランド宮古島

 もずく養殖業のマジャーランド宮古島(本村貞和代表)が経営する平良西里の「もずく麺屋んつばたまてぃだ通り店」に冷凍自動販売機が登場。オリジナル商品の「もずく麺」「洗いもずく」を販売している。コロナ禍による外食控えもあるが、第1の目的はいつでももずくを購入できる場所を作って消費拡大につなげること。同社では2台目の設置も計画しており、今後は自販機事業に力を入れていく。

冷凍自販機で販売している「もずく麺」

 もずく麺は大浦湾で養殖したもずくを厳選し、小麦粉に練り込んだ細い生麺。かん水を使っているためコシがあってのどごしが良く、もずくに含まれる塩分と小麦粉が合わさって独特の風味がある。マイナス60度で冷凍にして真空パックするため、自宅でゆでても製麺直後の品質が味わえ、ざるそばがお勧めだという。洗いもずくは塩抜きされており、そのまますぐに料理に使える。
 自販機での販売は今月5日から開始。同社営業の宮城一馬さんは「コロナ禍で来店しにくくなっていることもあるが、いつでももずくが手に入る状況にしたい。自販機なら対面せず安心して購入できる。多くの人にもずくを食べてもらえるようにして消費を拡大したい」と話す。
 今後も自販機の台数を増やし、沖縄本島への展開も考えている。設置する自販機は全て色を統一する予定で、宮城さんは「オレンジ色の自販機を見たらぜひ利用を」と呼び掛けていた。

関連記事一覧