特設ステージのライブなどで盛り上がった歩行者天国
=公設市場前
歩行者天国に大勢の人 夜店まつり賑わう 宮古島夏まつり
宮古島夏まつり2023(主催・同実行委員会)が幕開けした21日、中心市街の西里・市場・下里3通りでは歩行者天国が4年ぶりに開催された。まだ暑さの残る通りには大勢の市民や観光客らが訪れて賑わい、さまざまな屋台が並ぶ夜店まつりを楽しんでいた。公設市場前の特設ステージではライブや子どもたちのダンス、エイサー、友好都市を締結した熊本県山鹿市の伝統芸能「灯籠踊り」などが披露された。
歩行者天国は午後6時から始まり、ふだんは自動車が走る車道を大勢の人たちが歩き、屋台の料理を買い求め、子どもたちは金魚すくいなどを楽しんでいた。公設市場前の特設ステージでは子どもたちのダンスや歌謡ショー、ライブ、エイサー、交流都市のPRタイムなどが行われた。
4年ぶりに参加した友好都市の静岡県藤枝市は乾燥椎茸をはじめお茶などを販売。同市観光交流政策課の大久保幸廣課長は「今までコロナで交流できず閉塞感があったので出店できてうれしい。互いに出店するだけでなく、さらに交流を深めて教育や文化などにも広げたい」と話した。
西里大通り商店街振興組合(富浜健和理事長)は元みなせ商会跡地で独自のイベントを開催。子どもたちの太鼓やダンスに大勢の人たちが足を止めて見入っていた。同組合独自の催しは数十年ぶりで富浜理事長は「夏まつりを盛り上げるのに一役買おうと思った。予想以上にたくさんの人が来て楽しんでいるのを見ると日常が戻ってきたと感じる」と喜んでいた。
宮古島商工会議所青年部(佐久川力也会長)は平良西里郵便局前で射的を行ったが、切れ間がないほど子どもたちが並んで楽しんでいた。佐久川会長は「想像以上に盛り上がった。コロナで祭りができず市民も賑わいを求めていたと思う。射的は初めてだがやって良かった」と述べた。