砂川会長(左)に総合優勝旗を返還する上野学区 =16日、市総合体育館

宮古体育大会50周年 4年ぶり開会式開催

 第50回宮古体育大会(主催・市スポーツ協会)の総合開会式が16日、市総合体育館で行われた。コロナ禍で大会の中止や規模縮小が続き、開会式は4年ぶりの開催。今年は宮古大会50周年の節目に当たるだけでなく、11月には県民体育大会も宮古・石垣で開催される。宮古地区は昨年の県民大会で最下位に沈むなど成績の低迷が続いているが、同協会は躍進賞を目標に掲げている。宮古大会は10月8日まで、18学区が参加して16競技を競いあう。
 今年の宮古体育大会は、1974年に第1回が開催されてからちょうど50年目の節目の年に当たる。コロナ禍のため2020、21年大会は中止、22年は開会式を省略し競技のみを実施した。4年ぶりの開会式には、多良間を含む各学区のほか、加盟団体の役員が出席。上野が総合と女子、北が男子の優勝旗を返還した。
 市スポーツ協会の砂川恵助会長は「記念すべき第50回大会の開会式が4年ぶりに開催できることを皆さまとともに喜びたい」とあいさつ。「先島で開催される県民大会のプレ大会に当たる重要な大会。参加する選手の皆さんが鍛えた力と技を存分に発揮するとともに、希望と情熱の火をともし、スポーツアイランドにふさわしい大会になることを期待する」と述べた。
 座喜味一幸市長(代読)は「前回は総合と女子で上野、男子で北が優勝したが、今年はどの学区になるのか楽しみ。いずれも前年度の成績を上回り、大会を盛り上げてくれることを期待する」と激励。また、今大会が県民大会の代表選考を兼ねていることに触れ、「宮古代表を目指し頑張ってほしい」と期待を寄せた。
 多良間村の伊良皆光夫村長は「スポーツには人を奮い立たせ、社会を動かす力がある。応援する方々や地域の皆さまと交流を深め、大会が明日への大きな活力になることを希望する」とのメッセージを寄せた。
 宮古大会の競技は、8月6日の剣道、硬式テニス、ゴルフで幕開け。10月7、8の両日に実施予定の陸上競技まで、全16競技が実施される。県民大会は8競技を宮古島市で実施。開会式や閉会式のほか、陸上など8競技が行われる予定。
 宮古が目指す躍進賞は、成績が大きく伸びた地区に贈られる。同協会は強化や宮古に縁のある選手発掘などに取り組んでいる。

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