長寿大学開講式で委嘱状交付 講師陣が模範演技披露
市社会福祉協議会(中村雅弘会長)が主催する2023年度長寿大学の開講式が24日、未来創造センターで行われた。中村会長が講師一人ひとりに委嘱状を手渡したほか、アトラクションで三味線などの模範演技を披露。座喜味一幸市長らも激励のあいさつを行った。同大学は高齢者の生きがいづくりとして、60歳以上の市民を対象に無料で行われているもので、6月から市内各地で多彩な講座が順次スタート。市社協は現在受講生を募集している。
琉球舞踊や日本舞踊、大正琴といった伝統芸能だけでなく、フラダンスやヨガなど多彩な講座を開催。未来創造センターや働く女性の家ゆいみなぁ、池間島や旧町村部各地の公民館で実施されるが、居住地以外の講座を受講することもできる。上野社協で6月1日に三味線講座が始まるのを皮切りに、中旬にかけて順次スタートする。
中村会長は「高齢者がいろいろな活動を通して仲間を作り、教養を高めることで、充実した日々が送れる。快く引き受けた講師の皆さんには大変感謝しており、来年の3月まで一緒に頑張っていきたい」とあいさつ。
来賓で出席した座喜味一幸市長は「高齢者が自らの経験や知識で活躍し、住み慣れた地域で生きがいをもって暮らすことのできるまちづくりを目指している。健康に十分留意し、受講生全員が優秀な成績で卒業できることを願う」と激励。
同じく市老人クラブ連合会の上原正行会長は「集いの場所であり、新しいことにチャレンジする場所でもある。楽しみをどんどん増やし、有意義な老後にしていこう」と呼びかけた。
講師を代表して、大正琴の砂川寿美さんが「講師を始めて35年目になるが、とても楽しい時間を過ごしている。少子高齢化が進む中、子や孫から『おじいおばあのように、生き生きした人になりたい』と思ってもらえるようなモデルを示していきたい」と述べた。
申込や問い合わせは市社協地域福祉課(72・3193)担当我如古まで。