新成人への献血を呼び掛ける「はたちの献血」キャンペーン =12日、県民広場

県、赤十字社が献血呼び掛け

【那覇支局】1日から2月28日まで全国で実施されている「2022年はたちの献血」の街頭キャンペーン(主催・厚生労働省・県・日本赤十字社沖縄県支部)が12日、那覇市の県民広場で開催された。

 「はたちの献血」キャンペーンは、献血者が減少しがちな冬期において、安全な血液製剤を安定的に患者へ届けるため、新たに成人を迎える「はたち」の若者を中心に広く献血に関する理解と協力を呼び掛けるキャンペーンとなっている。県内の献血者数は20代が17年連続、30代が13年連続で減少するなど若年層の献血離れが進んでいる。また、新型コロナウイルスによる献血バスの巡回が中止になるなど、慢性的な血液不足に拍車を掛けている。
 宮古島市は2020年度の目標650人の72.2%の465人が献血を行い、97.8%に当たる455人が400㍉㍑献血を行い、184㍑の血液が集まった。20年5月はコロナ禍で献血バスの巡回が中止になっていた。
 県学生献血推進協議会会長の島袋匠さん(沖縄国際大学3年生)は「このキャンペーンをきっかけに新成人の皆さんが献血に参加して、献血の輪が広がることを祈念する」と呼び掛けた。

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