ママさんバレーで交流 まーみんフェスタ、宮古島市で初開催
「バレーボール2023まーみんフェスタ」(主催・全国ママさんバレーボール連盟)が13日、結の橋学園体育館で行われた。宮古島市で初めて開催される今大会には県外から119人、地元からは10人が参加。主催者が参加者を振り分けて編制したチームで親善試合が行われ、初めて顔を合わせる仲間たちとバレーを通して交流した。各チームとも工夫を凝らしたユニホームや得点時のパフォーマンスなどを楽しんでいた。
このイベントはママさんバレーの周知を目的に2018年から始まった。バレーを通して親睦や交流を深めるため、チームではなく個人で申し込み主催者がチーム編制し、男性も参加できる。今回は各チームに1人ずつ宮古島市からの参加者が入った。
チーム名は「宮古そば」「さとうきび」「あわもり」など特産品が付けられ、試合では楽しくプレーできているか、工夫を凝らした衣裳やパフォーマンスも審査した。どのチームも大会前からLINEで連絡を取り合い、準備に取り組んできた。初対面だったが試合が進むにつれてチームワークもかみ合っていった。
岐阜県から参加した松田清美さん(62)は「LINEでつながっていたが顔を見たのはゆうべの開会式が初めて。試合は出だしこそ悪かったが後半逆転できた。最後は一つにまとまった。いつも勝ちたいバレーをやっているが、いかに初めて会う人と楽しくやるかがこの大会。最高に楽しい」と感想を話した。
愛媛県の徳増美恵子さん(65)は沖縄が好きで宮古島にも2回観光で訪れているという。「ママさんバレーは生涯スポーツ。何歳になってもできる。きょうは試合に集中。観光にはあらためて1週間ぐらい来たい」と話していた。
宮古島市上野の下地務さん(61)は試合でセッターを担当したが「初めて会った気がしない。開始5分ぐらいでどんなボールを上げれば良いか分かり、楽しかった。開催してくれたママさんバレー連盟や市に感謝したい」と述べた。
同連盟の中西香専務理事は「宮古は初めての人が多く、みんな『行ってみたかった』と話しているので開催して良かった。一人で参加しても楽しんで帰れるのがこの大会の目的。『再会しよう』と約束できれば良いと思う」と話した。