新型コロナ 県内334人累計9万人超え

【那覇支局】県は12日、宮古島市で新たに20人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。先週比で7人増。累計は3437人。県内では新たに334人の感染し累計9万158人。3人の死者(1人は宮古島市在住)と5例のクラスター(感染者集団)も確認された。市内の死者は15人目。

 宮古の死者は70代男性で別の疾患で入院し先月19日に新型コロナの陽性が確認された。今月7日に死亡。院内感染の可能性あり。
 市内患者は10歳未満から80代までの男女。年齢別では10歳未満が6人で最多。推定感染経路は5人が不明。職業別ではサービス業と小学生がそれぞれ3人で最多。介護従事者2人、接客業、自営業、無職が各1人。確認中は9人。1週間当たりの人口10万人当たりでは275.84人。
 市の入院中23人は宮古病院17人(中等症11人、軽症6人)、民間病院6人(中等症1人、軽症5人)。宿泊施設療養中24人、自宅療養中94人、入院調整中75人。
 県内患者は10歳未満から90代の男女。前週の671人と比べ約50%減少した。11日が休日だったため、検査数が減少した。年代別では10歳未満が最多。残る2人の死者はどちらも女性(豊見城市の90歳以上、南部保健所管内の70代)。累計死者数は418人。クラスターは家庭内や那覇市内の社会福祉施設と医療機関で発生した。
 当日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数(県内全域)は261.19人で、県の警戒レベル判断指標ではレベル4(非常事態)。病床使用率は52.4%(レベル3、感染まん延期)、重症者用病床使用率は24.8%(レベル2、感染流行期)。

関連記事一覧