新型コロナ 市でクラスター2例

【那覇支局】県は19日、宮古島市で新たに37人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。6日連続の2桁の感染者となった。累計は2967人。クラスター(感染者集団)も新たに2例確認された。県内累計は456例。県内では新たに1433人の感染が確認された。累計7万502人と7万人を超えた。

 市内患者は10歳未満から90歳以上までの男女37人。前週の83人と比べると55%減となった。年齢別では10代、60代の各6人が最多で20代、30代、50代、70代の各4人が続いている。80代はゼロ。年齢は60代が最多となり、各年代への広がりがみられる。推定感染経路は28人が調査中で76%の感染が分かっていない。職業別では無職7人が最多で小学生5人、建設業4人、会社員3人が続いている。確認中は5人。1週間当たりの人口10万人当たりでは673.68人となり、700人を下回り、5日連続の3桁となった。
 市内で新たに発生したクラスターは2例。455例は1日から2日に事業所で30代から50代の男性5人。忘年会の参加者を中心に感染し、カラオケなどをして感染が拡大した。456例は親族間の会食に参加した20代から70代の男女11人が4日から6日に感染。マスク未着用で感染が拡大した。
 市の入院中28人は宮古病院24人(中等症11人、軽症13人)、民間病院4人(軽症4人)となり、宮古地区の病床使用率は52%。宿泊施設療養中19人、自宅療養中271人、入院調整中176人となっている。
 県内患者は10歳未満から90歳以上の男女。県基準で重症者は6人確認された。
 県の糸数公医療技監は「減少傾向が続いている印象があるが、土曜日にピークが来る傾向が高いので引き続き、注視する必要がある」と話した。
 県内の19日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は664.86人。県の警戒レベル判断指標ではレベル4(非常事態)。病床使用率(60.5%)、重症者用病床使用率(55.8%)はレベル3(感染まん延期)の50%を超えている。

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