税務署職員が扮した「まもる君」(左)のサポートで確定申告を体験する座喜味市長 =市役所応接室

スマホで簡単、確定申告

2021年分所得税及び復興特別所得税の確定申告(2月16日~3月15日)に向け、宮古島市の座喜味一幸市長は25日、スマートフォンを使って簡単にできる申告書作成を体験し、自宅から利用できる国税電子申告・納税システム(e-Tax)の利便性をアピールした。宮古島税務署(粟國純次署長)のキャッシュレス納付推進大使でスマホ申告大使にも任命されている「宮古島まもる君」がサポートした。

 体験では座喜味市長がスマホを操作し、職員が扮したリアルまもる君の指導で国税庁確定申告書作成コーナ―からID・パスワードや氏名や住所など基本情報、源泉徴収票読み取り、ふるさと納税寄付金・控除の入力、データ送信などを実施した。
 座喜味市長は「スマホでの確定申告は抵抗感あったが、分かりやすく、スムーズで、数字も確認できて便利であり、容易に確定申告できる。(新型コロナウイルスの)感染拡大の時期にあり手軽に確定申告できればありがたい」と感想。
 まもる君は「申告書の手順は確定申告特集ページに動画を掲載しており、参考にしてほしい。納税はキャッシュレス納付(振替納税)利用を」と呼び掛けるとともに、宮古方言で「まずがーと しーみーる スマホ申告 だいず便利さいが」とアピールした。
 同署は税務署が発行するIDとパスワードによる申告について、マイナンバーカード普及までの暫定措置となっているとし、マイナンバーカードと対応のスマホを所有していれば、さらに申告が便利になるとして利用を呼び掛けている。確定申告期間中は火・木曜に宮古島市と連携して税務署内にマイナンバーカード交付申請の受付ブースを設置する予定。
 確定申告は個人事業者の消費税が1月4日~3月31日、贈与税が2月1日~3月15日、所得税等が2月16日~3月15日。同署は感染リスクを軽減するため、2月1日から署内に確定申告会場を開設し、確定申告の受付と相談を実施する。申告相談希望者は入場整理券が必要で、当日配布かLINEによる事前発行も可能となっている。

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