神里所長(左から3人目)と5人の相談委員が座喜味市長(同4人目)を訪問した =市役所応接室

春の行政相談所、あすまで開設

 総務大臣から委嘱された民間有識者が相談員を務める春の行政相談所が20日まで開設されている。19日は城辺・上野公民館、20日は下地・伊良部公民館で午後1時半~4時まで受付け。問い合わせは市地域振興課(73-4905)まで。市役所で相談を受けた18日は、総務省沖縄行政評価事務所の神里豊所長と5人の相談員が、座喜味一幸市長に実施報告を行った。

 行政相談委員は手続きや申請方法、年金や医療保険、生活保護の仕組みに関する相談や、道路の危険箇所の改修要望などを幅広く受け付ける。行政活動全般にわたる苦情に対応するため、所管の不明瞭なもの、複数の行政機関などにまたがる問題についても有効に対処できるといった特色がある。相談は無料で秘密厳守。
 宮古島市には平良に前里裕紀さん、下地に洲鎌菜保子さん、上野に真壁恵修さん、城辺に吉永洋子さん、伊良部に平良紀和子さんと旧5市町村に1人ずつの委員が配置されている。普段は個別に相談を受け付けているが、春と秋に各地域で相談所を開設する。
 神里所長は市長訪問で「沖縄の行政相談は復帰と同時に始まり今年で50年目。宮古の相談員は日頃から市民目線で頑張って活動してくれている」と述べた。相談は行政苦情110番(0570-090110)でも常時受け付けている。

行政相談をうける民間有識者

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