1月県観光客 56%増の22万4600人
【那覇支局】県文化観光スポーツ部は25日、1月の県内入域観光客数は前年同月比56.0%増の22万4600人と発表した。2カ月連続の増加となったが、コロナ禍前の19年同月比では69.1%減となった。県や一部地域でまん延防止等重点措置が適用されていることに対し、前年同月は緊急事態宣言措置が取られていたこと、減便規模の縮小やワクチン接種が普及していることから前年同月を上回った。前年同月比で8万600人の増加は1月最多となった。
地域別では、東京方面が60.7%増の10万9900人、関西方面が68.4%増の4万8000人、福岡方面が38.2%増の3万400人、名古屋が70.2%増の1万9400人となり、全地域で前年同月を上回った。外国からの来訪は22カ月連続でゼロとなっている。
2月もまん延防止等重点措置が20日まで適用されていたことや減便が継続していた影響などから厳しい状況になるとした。
10日時点の減便率は1月が16.6%、2月が40.0%、3月が3.9%となっている。2021年度の入域観光客数は累計267万9300人となり、20年度の258万3600人を上回った。
山川哲男観光政策課長はロシアのウクライナ侵攻の影響を問われ、「コロナ禍で外国客がゼロになっている影響で特に変化は見られないが動向は注視している」と話した。