宮古島勤務の印象などを語る田場署長
=宮古新報社
田場署長が離任あいさつ「地域一丸で取り組めた」
宮古島警察署の田場義浩署長は24日、離任あいさつのため宮古新報社に新城竜太社長を訪ねた。田場署長は28日付で沖縄県警察本部の組織犯罪対策課長に就任する。
田場署長は2年間勤務した宮古島について「着任時は路上寝の多さに驚き、適量飲酒を推奨し美ぎ島リストバンドで注意喚起、啓蒙活動といった取り組みをしたことで徐々に減ってきた」と述べた上で、「念願叶った宮古島署勤務。クリスマスの平良交番のイルミネーションなど多くの有志に支えられ、地域一丸でいろんなことに取り組むことができた」と振り返った。
また、「非番時には畑へ行き、サトウキビやマンゴーの収穫など沖縄本島ではできないことを経験したことで多くの交流が持てた」と市民に感謝した。
新任地については「県は現在、特殊詐欺や薬物といった多くの問題を抱えている。そういった悪に毅然と立ち向かっていく」と意気込んだ。