訓示で市の発展に向けて決意を新たにする座喜味市長 =市役所2階大ホール

「発展の礎築く年に」 宮古島市が仕事始め

 官公庁が仕事始めを迎えた4日、市役所では座喜味一幸市長が課長級以上の職員に訓示し、公約実現への決意を新たにするとともに、市の発展に向けて奮闘を求めた。座喜味市長は市民の行政に対する期待が大きく、厳しい目線も覚悟しなければならないと述べた上で、2023年は国や民間による投資が活発になるとして、開発の方向を示す重要性を強調し「発展の礎を築く年」にしたいと抱負を語った。

課長級以上の職員が集まって仕事始めが行われた


 訓示で座喜味市長は「市民や民間企業の声を聞くと、市の発展の年となるよう期待を寄せている」とし、「大きな発展の可能性がある年に、宮古島が5年後10年後にどのように歩んでいくか再確認する年になると思う」との見解を示した。
 自ら掲げる「コロナ禍の危機を乗り越える」、「市民に開かれた市政」、「市民所得10%アップ」などの公約にも触れ「市長としての任期が残り2年となっている。私自身も市民の生活の豊かさを実現しなければならない。行政に対する期待は大きく、厳しい目線も覚悟する必要がある」と決意を新たにした。
 その上で市長は「ことしは国や民間による投資が大きくなる。秩序ある未来に向けて、市の発展や開発の方向をしっかりと示さなければならない」と強調。職員に対し「新年が宮古島の大きな飛躍となるように力添えをしてほしい」と協力を求めた。
 また、座喜味市長は23年について「新たな宮古島市の発展の礎を築いた年」として歴史的なものにしたいと抱負を述べた上で「健康で市のために奮闘してほしい」と呼び掛けた。

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