ことしのお礼のお歳暮を選ぶ買い物客 =マックスバリュ宮古南店

歳末商戦ににぎわう お歳暮など買い求める

 年の瀬を迎えた28日、市内の各スーパーでは歳末商戦が行われ、多くの買い物客で賑わいを見せた。お歳暮コーナーには米や酒、菓子、飲料、調味料、果物など各種品物が陳列され、客たちはお世話になった人に対する贈り物を求めた。家族で買い物に来た平良在住の30代男性は「正月に実家に持っていくお歳暮を買いに来た。米か日用品か、どれにしようか考えている」と品物を見て回っていた。
 マックスバリュ宮古南店では、昨年と比べて新型コロナウイルス感染拡大が落ち着いたため、親戚同士の集まりが増えることを見越し、仲宗根浩也副店長は「鍋の具材や酒、中味汁などの品物を多く取りそろえた」と話す。お歳暮コーナーにも力を入れ、米や酒などのほか、子どもたちに渡す菓子類を重点的に陳列した。
 同日は大安吉日のため鏡餅や迎春花、門松など正月用の飾りを購入する客が多く、店員はすぐに品物を補充できるように目を配っていた。
 仕事納めを過ぎた29日以降ではお歳暮を買い求める客が増加し、年明けからはオードブルや寿司などが売れ行きを伸ばすため、店舗は忙しくなるという。年末年始の商戦に向けて、同店は11月中旬ごろから準備を始めた。
 仲宗根副店長は「正月の準備に当たり、各種品物は多く取りそろえている。年末年始は混雑も予想されるが、スタッフ一同で緩和できるように取り組む」と多くの来客を呼び掛けた。
 またサンエー宮古島シティでは、お歳暮コーナーに米やメロン、菓子など各種ギフトを陳列。店舗の入り口には特設コーナーを設け、鏡餅や門松、しめ縄、生花、みかん箱など正月用品を販売し、訪れた客たちは歳末の準備に向けて品物を手に取った。
 夫婦で買い物に来た城辺在住の60代女性は「お歳暮の米とミカン、家に飾る鏡餅としめ縄を買った。年末年始に本島や内地から子どもたちが帰ってくるのでオードブルを作り、沖縄の美味しい料理を振る舞いたい」と笑顔で話した。

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