宮古地区11人を表彰 全国中学生人権作文コン県大会
第41回全国中学生人権作文コンテスト沖縄県大会(主催・那覇地方法務局、沖縄県人権擁護委員連合会)宮古地区表彰式が14日、平良地方合同庁舎で行われた。宮古地区からは上原美春さん(西辺中3年)、上地志穂さん(下地中3年)の2人が最優秀賞を受賞。そのほか優秀賞に2人、奨励賞に1人が輝き、宮古島人権擁護委員協議会(川満忍会長)協議会長賞には6人が選ばれ、計11人に那覇地方法務局宮古島支局の石垣優支局長らが表彰状を手渡した。
大会は次代を担う中学生が人権問題について作文を書くことで、重要性や必要性について理解を深め、豊かな人権感覚を身に付けることを目的に実施されている。ことしは県内121校から6644作品の応募があった。このうち宮古地区からは13校381作品あり、前年比243%となった。
石垣支局長は「受賞された皆さんおめでとう。いずれの作品も中学生らしい感性に富み、純粋な感情で物事をしっかり捉え、心を打たれるものばかりだった。受賞された皆さんは作文をきっかけに、命を大切にするという思いを周りの人たちに広げていってほしい」、川満会長は「皆さんには思いやりの心を持ち続けて、学校や地域社会、人種、国籍、障がいの有無に関係なく、これからも心優しく、大きく成長してほしい」と祝辞を述べた。
表彰式では、受賞者一人ひとりに賞状が手渡された後、上原さん、上地さん、優秀賞を受賞した西田結萌さんがそれぞれ自身の作品を朗読した。
受賞者と受賞作品は次の通り。(敬称略)
【沖縄県大会】最優秀賞=上原美春(西辺中3)「決断」、上地志穂(下地中3)「笑顔のために」▽優秀賞=兼島楓(久松中1)「自分『らしく』あるため」、西田結萌(下地中3)「いじめをなくすために」▽奨励賞=砂川うた(西辺中1)「『世界人権宣言』から学んだこと」
【宮古島人権擁護委員協議会】協議会長賞=上原陽晴(北中1)「個性あふれる未来へ」、佐久本愛心(同)「私の妹」、安室季栄美(鏡原中2)「障害者になった祖父から学んだこと」、仲間隆晴(西辺中1)「自分のペースで皆違ってみんないい」、當間凛夏(狩俣中2)「初めて知ったハンセン病のこと」、川満有志(上野中3)「言葉の種」